失われた風景と猫 20240424
今では思い出話となっている釿汰との街のお散歩。この高さの塀にひょいと飛び乗って「さあ散歩行こうぜ!」という釿汰です。今は股関節痛があるのでここまでの高さの飛び乗りももうたぶんできません。春の日差しの中を悠々とお散歩でご機嫌の釿汰。見下ろす景色は釿汰は気に入っていたはず。そして、とことこ歩いて一巡するといつもの小さな公園へ。ここは子供達がよく遊んでいて、子供たちの声が聞こえると「先客がいるからやめておこうぜ」と遠慮する釿汰。たぶん、釿汰がひとりでいれば子供達に可愛がられてたと思われます。釿汰がこの辺りを気に入ってたのは車が入ってこない、敵対猫が来ないからですね。小学校周辺を主に根城にできたのは釿汰ならではです。そして、上の4枚のはちょうど10年前の画像なのですが、風景としてはもう既にどれもありません。塀のあるお宅は壊されて新築の数戸にわけた分譲一軒家となり、小さな公園は公民館の敷地だったゆえにまるごと新しい区民広場となり、公園そのものがなくなりました。あの塀のお宅は私がいた頃には既に取り壊されたので、釿汰も見慣れた風景がそこかしこでなくなっていくを見ています。引退はそういうのを見てたからというのもあるかもしれず。街から古い風景がなくなっていくのは自然な事でもあるんですが、その風景の一番の変化は街から猫が消えた事かもしれません。//pagead2.googlesyndication.c
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