釿汰街の愛され猫 20220112
猫というと気ままで犬みたいには懐かない、「家は人につき猫は家につく」なんて言葉もあるくらいに縄張りへの執着・愛着が強い動物というのが一般的なイメージだと思います。釿汰はそんな中でも猫のイメージを変えてくれた猫でした。猫にもいろんな奴がいて、釿汰はとにかく人に愛されてきた猫。むしろ、人を愛する猫と言った方がいいかもしれません。引っ越す際、釿汰を保護して連れて帰るかは非常に迷いました。ただ、麿白時雉参瑚のほかに弐醐と黒皇もいて、ここにボスタイプの釿汰を連れて行くのはキャパ的にもキツく、またまだ釿汰を愛してくれる街の人たちにも申し訳なくも思ってました。釿汰を家猫にしようと試みる人たちもいて、それでもそれを拒み出ていってしまうという話も幾つか耳にしていました。2016年にいったんはこの街で生きてもらおうと思ったのは、釿汰をすごく可愛がってた少年に保護の話をした際に、ものすごく寂しそうな顔を見たからでした。野良とは言え、この地域で子どもたちにも可愛がられている存在なら、そういう生き方も釿汰にとっては一番幸せなのかもしれない。そんな事を考えつつ、前住居には月に2回は足を向けて縁ある猫たちに会いに行っていました。ところが、皮肉にも釿汰は複数の世話人を持っている故にだいたいはその敷地内にいて、なかなか会うことができませんでした。2017年から2019年まで、年に1回か2回という頻度だったかなと。そ
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