猫は他の獣と比べたら体臭がないといいますが、離乳前の幼猫には共通した独特の匂いがあります。保護預かり直後や密室においておくとよくわかります。こもったような甘い生姜混じりの匂いとでもいいましょうか。苦手な人は苦手なタイプの匂いですね。何の匂いかというと、おそらくは母猫の母乳の匂いですね。幼猫だと兄弟姉妹との子猫団子で尿が少し漏れ出て体についてる等して、それでこもったような匂いになるんではないかと思ってます。この尿の漏れも、お互いの水分補給があり命をつなぐものとして重要な要素のはず。幼猫にそんなはっきりした匂いがついてたらそれこそ天敵に見つかりやすいのでは?と思うんですが、考えてみたらまず母猫が幼猫たちの匂いがわからないとしょうがないんですよね。雨が降った後に幼猫たちが命を落としやすいのは、体温がうばわれたり風邪を引いたりのほか、母猫が探せなくなると言うのも大きな理由となりそうです。保護預かりして人工哺乳していくと、少しずつ当初の匂いが薄れてきます。それは排泄解除でしっかり面倒を見てケアで体をよく拭いたりするからでもありますけど、母猫の匂いを落とす儀式でもありますね。春の真ん中になると、あの匂いが懐かしく思えるのでした。//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js
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イモ幼猫の匂い 20250504

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