世界はあるのか?
まだ三が日、お正月。お客様も少ないだろうから、猫の補給は元日の記事にお願いするとして、今回は、理系おじさんの愚考初め。(2024年元旦の記事は → こちら)でも、一応、りんに御登場願っておく。りん 「どうでもいいはなしみゃん」「世界はあるのるか?」「私はどこにいるのか?」ありきたりな疑問で、素朴で深い疑問。答えのない疑問でもある。見て、聞いて、匂って、触って。そうして得た情報を統合して、自己の中に構成した世界のイメージ。そのイメージ通りの世界(以下、普通の世界)があり、その中に自分が居る、と考えるのが普通の世界観だろう。その通りなら、上記の疑問は疑問にすらならないのだが。実は、そうと簡単には言えない。以下には、関連した有名な話を3つ挙げてみる。哲学なんかでは繰り返し論じられてきたテーマだそうで。しかし、哲学をやる気もない素人おじさんは哲学的意味を論じる気もない。ただ、不思議だなぁ、と感じるだけ。▽ 胡蝶の夢 荘子(Wikiは → こちら) 疑問:「世界はあるのるか?」「私はどこにいるのか?」 有名な荘子の説話に「胡蝶の夢」というのがある。 簡潔に、大雑把に、ざっくり書くと、 「自分(荘子)が蝶になって飛んでいる夢を見たが、 夢の蝶こそが自分であって、 夢と思ってる自分は蝶が見ている夢ではないか?」 この話を冒頭の疑問に沿って考えてみる。 この話は人間の荘子が語っているので、お
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