夏の始まりと終末ケア 20230609
例年、5月末というと2014年に麿白先生、2015年に時雉を保護した出会いの時期です。そして大事なのがもうひとつ、2020年の終末期を我が家で過ごした重鎮猫・四護の里帰りをした日でもあります。2015年にある住宅地で動乱の猫社会に颯爽と現れて一気に平定した通称「モノクロの4号」。地域の人たちからは「クロちゃん」と可愛がられた最強の重鎮猫でした。そしてもう一つの名前は「誰だよお前」。釿汰のTNRのはずが何故か入っててそう突っ込まれたのが2014年8月末。そこから何故か遠くから私を凝視するようになり、その度に「誰だよお前」と幾度となくツッコんで定着しました。3月末に地域の人たちに保護され、専用隔離部屋がある我が家で終末ケアをする事になり、「モノクロの4号」は四護と名を変えました。猫エイズ・猫白血病ダブル陽性で重度の貧血、脾臓に腫瘍があり、何もしなければ2週間の命と言われたものの、我が家で脅威の回復を見せて5月の血液検査で驚くほど改善、愛してくれた地域の皆様の元に里帰りを果たすことができたのでした。四護はとにかくプライドが高く、そして意思の強い猫でした。できる限りそれを尊重すべく色々とケアをしてましたが、当初は薬を頑として飲まず。毎回「お前、本当にかっこいいやつだな」「薬飲むともっとかっこいいぞ」とか色々いいつつ、投薬おやつに包んだ薬を飲ませてた記憶があります。そんな気高き四護が見せた里
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