夏の終りの猫模様 20220901
季節の変わり目は猫たちの変わり目でもあります。夏から秋、涼しくなってくれば猫たちは発情期。TNRが行き届いてても他エリアから未去勢のオスがやってくるときもありますし、猫たちの体調やメンタルも左右されます。2015年8月31日のフォルダには、ムギワラ様と呼んだ前住居付近で最長老だった猫の最後に撮った姿がありました。ある食品工場の建屋でずっとお世話されていた一族の生き残りで、20歳だったとのこと。痩せ細り足どりも頼りないながらも自力で歩いてそこそこ巡回などをしていたようです。ムギワラ様は猛者揃いの当時のこの街で、他の猫たちに敬意を払われてました。流れてきた四護もまるで従者のように控えていた印象があります。そしてそのままその地位を四護が引き継ぎ、5年間もの長期政権を築きます。その関係性ややり取りを見てると、猫の間にも高度なコミュニケーションが存在するのではないかという気になります。気性が荒い猫からケンカが異常に強い猫、去勢が叶わず闘いに明け暮れてた猫までいたのに、ムギワラ様には誰も手を出しませんでした。もちろん、頭が子猫の茶トラ3兄弟も。ムギワラ様はその翌月に解体工事中の現場で倒れて亡くなってるのが発見されます。高齢だし地域の人が家猫にしようと試みてたそうですが、人に触られるのを嫌がっていたとか。ムギワラ様には屋根付きの建屋で猫ベッド等も用意されてそこで暮らしてました。よほどの外傷でもな
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