夏の夕方に猫を撮る 20220320
外の猫を巡回で撮るにあたり、やはり季節は非常に重要です。冬なら朝、そして夏はやはり夕暮れ時でした。平日はほぼ撮るのが無理になりますが、だいたい東京で18時半頃の薄暗くなってきた時期ですね。草の緑と夕涼みの気温と高い湿度、そしてそこに猫。そんな風景と空気感が好きでした。日中は暑すぎて出てこない猫も、これくらいになると表に出てきます。人や車通りがあっても、日中に全く活動できないからですね。といってもいるのはやはり猫だまりか路地裏です。朝と夕方の違いはやはりあって、夕方の方がまさに黄昏時という感じで、ややさみしげでした。早朝の薄暗さの中は涼しいところから徐々に気温が上がっていく所、夕方はその逆というので、夕闇時は猫も寝起きの気だるさがあったからかもしれません。夕方だと公園でまだ遊んでる子どもたちがいたりして、その喧騒も背景にありました。人懐こい猫はおそらく夏のそういう賑わいも好きだったんだろうと思います。冬はそういうものが控えめになりますね。土の多い所にいる猫たちは夏の緑との対比ですね。土と緑だけではなく、夏はさまざまな匂いが渾然一体となって猫たちとともにありました。昔より夏に完全に暗くなる時間が遅くなったように感じます。また、昔より暑くなった分、外の猫たちの夏の在り方も変わったんでしょうね。腰を据えて撮ったのは2015年だけでしたが、それだけに非常に印象深い夏でした。//pagead2
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