キャベツ太郎のかほり

 だんだん黄色く色づいてきた外苑の銀杏並木を眺めてるのかそうでないのか、   ソファのひじ掛けに座ってお外を見てるレオくん。 （毛玉を切ったのでお尻周りの毛がトラ刈りです）   コロンママ「きょうはものすごく昔からある『キャベツ太郎』を見てみましょう。」   レオくん「キャベツのお菓子ですか？」 コロンママ「キャベツは入ってないんですけど、なぜかキャベツ太郎っていう名前なんですよね～。」   レオくん「納得いかないです！」 そう言いながらも小さく袋かじりします。   コロンママ「最近のスナック菓子とかポテトチップスって3分の2くらい空気なんですけど、これはしっかり中身が入ってて良心的ですね。」   レオくんはズボッと頭ごと袋に突っ込んで、ふんふん、ふんふん。   それからつまようじに刺したキャベツ太郎をじっくり観察です。   マズルがぬ～んと吸い寄せられて、   ソースのかほりに小さくペロリ。   つぎは左に大きくペロリン。  

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